洗顔フォーム、どれを選べばいいの?05  合成界面活性剤

前回は、お肌の汚れは酸性。

だから、弱酸性の洗顔料では汚れ落ちが不足しがちで
弱アルカリ性の固形石鹸なら、汚れ落ちはしっかりサッパリ!

というお話をしました。

そろそろ、やたらと固形石鹸をほめそやしているように
見える頃でしょうか!?

確かに私は、固形石鹸の使用感やスキンケア効果が大好きなので
ついつい、情熱的になってしまいますが・・・(笑)

少し落ち着いてに行きたいと思います。

今日は、固形石鹸と液体石鹸について。

 

世の中には、固形石鹸ではない、液体石鹸もたくさん出回っていますよね。

 

少しおさらいになりますが、

固形石鹸

油脂を苛性ソーダ、つまり水酸化ナトリウムを混ぜて鹸化したもの。

出来上がった固形石鹸は、別名、ナトリウム石鹸と言います。

 

液体石鹸はというと、

油脂を苛性カリ、つまり水酸化カリウムを混ぜて鹸化したもの。

出来上がった液体石鹸は、別名、カリ石鹸といいます。

食器洗剤、シャンプー、ボディシャンプー、
そして、洗顔フォームに使われており、

その便利さ故、今や主流となっています。

 

二つとも石鹸で、成分分解をし、お肌への悪影響も極めて少ない
ナチュラルな製品たちと言えると思います。

 

ただし、色々性質が違っており、
詳細は割愛しますが、一番違うのは洗浄力

 

固形石鹸と比べ、洗浄力が弱いのが難点。

 

そこで、カリ石鹸はその洗浄力の弱さを補うために
洗浄力の高い合成界面活性剤を使用している製品が非常に多く、

せっかくの悪影響が極めて少ないという、石鹸の大切な特徴が、完全に壊されてしまっています。

 

その合成界面活性剤で、

「皮膚刺激は少ない」とされているものでも、
それは、使ってすぐの話し。

 

合成界面活性剤は、自然界にはない人工的な化学成分。

 

動物も植物も、今までなかったものに対しての耐性は弱く、
悪影響のほうが心配されます。

 

大規模な合成界面活性剤の調査では、

極めて刺激がないとされていた、合成界面活性剤すべてに
何らかの皮膚毒性があるという調査結果も出ています。

 

そして、恐ろしいことに、

どんなに微量でも、合成界面活性剤は体内で
ほとんど分解できません。

 

それなのに、皮膚からスっと体内の、それも奥のほうまで
入り込むことができ、徐々に、徐々に皮膚の下に、体内にと、
蓄積されていってしまうのです。

 

また、メーカーは発がん性など、何十年使用した後の毒性までは、
調べておらず、ある意味、だけが頼りです。

 

ケミカル成分を少しでも使用したコスメを使い続けているうちに、
ある時から、突然、肌老化が急激に進んでしまったり、

もしそのせいで、

アレルギーや、肌荒れが頻発するようになったとしても、
それは、原因を特定、追及することは困難。

長い間の蓄積、しかも複数のケミカル成分の複合作用かもしれません。

 

もう、分かりようがないですよね。

 

自然の一部である私たちのお肌。

 

不自然なものを使えば、予測不要な反応が起きることは
知っていて損はないと思います。

 

いつまでも美しく健康でいるためには、
自然の営みに逆らわないことが大切だと思います。

 

合成界面活性剤には、たくさんの種類があります。

PEG-数字 だけでも覚えておくと、裏表示を見た時にそれが
合成界面活性剤を使用しているのかいないのかの

簡単な判断材料になります。

海外では長期使用での毒性があると疑いがあるため、
すでに使用禁止になっているものでも、

日本ではいろいろと使われています。

キレイになろうと思った製品で、将来のトラブルを作っていると
したら、私なら頭に来ますね。

 

長くなりました。続きはまた次回!

 

 

 

 

 

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